腹の底からケロリンポ

自称進学校に通う鬱屈なうなJKが脳みそ振り絞って語る

行き過ぎた人口減少ペシミズムに歯止めをかけよう

こんにちはー。

コワーキングスペース、教育、言語ときて

今回は少し、人口とイノベーションについて書きたいなと思っています!

 

 

これから100年で日本の人口は3分の1にまで減少すると言われています。

やばいよね。「子供の日なのに子供が全然いなーい」みたいな。悲しい。

日本で今問題になっているのはズバリ、超高齢and人口減少です。

人口です。

 

 

ですがこれはあくまで国内の問題であって、グローバルな問題とは言えなさそうです。

というのも、産業の中心が農業から工業に変わったあの産業革命から1人あたりの所得が上昇して、それから人口爆発が起きてから人口は増え続けているんです。もちろん戦争で生じた殺戮や飢饉、また感染病等で人口の波はあったものの、人口増加はいまだ続いていて、21世紀末にはなんと100億人に達するとも言われているんです。

 

世界的に見れば人口減少が問題視されている国はごく一部で、むしろ人口増加の方が問題だったりするんですね。

人が多すぎる。

「進化生物学から見た少子化」という著作で面白いことが書かれていますのでちょっと紹介させてください。

"生物学者によると、体重約60キロ程度の「雑食大型動物」の適正密度は1平方キロメートルあたり1,5頭だそうだが、地球全体の平均人口密度は1平方キロメートル当たり44人になるのだから、「適正密度」のなんと30倍、明らかに人口は過剰なのだ。"

 

人口増大で生じる問題は、ロバートマルサスが自身の著作人口論』にて述べています。食糧は等差数列的に増えるのに対し、人間の方は制御されない限り等比数列的に増えると。要するに人口が増大したその先にあるのは食糧をめぐる戦いである、という風に彼は主張します。さらにマルサスから多大なインスピレーションを得てきたチャールズダーウィンも「どの生物種でも、生き残れる以上の数の子供が生まれてくる。しかもその結果として、生存闘争が繰り返し起こる。」と彼の著作種の起源』に書いている。そう、不平等というのは人類が進化する上での必要悪のようなものなのかもしれません…なんだかこう、辛辣ですねお二人とも。

 

 

 

…ですがやはり日本で一番問題となっているのは人口減少…働き手が減ることですね。

いまから国内の問題にフォーカスしましょうw

働き手が減ることによって経済にも影響があるのでは?とか、

私たちに未来はないのでしょうか?と不安に陥る人も少なくはないと思います。

 

確かに「人口膨張主義者」であったアダムスミスやシュンペーターに言わせてみれば、人口が少ないことは社会の貧しさでしょう。しかしその一方でマルサスの『人口論』にあるように、アダムスミスやシュンペーターの「人口の多さこそ社会の豊かさ」だとする考え方を一蹴する人もいるわけで。

私は人口とGDPは比例するものではないと考えます。というのもちゃんとグラフ化されてるからw人口が多ければ多いほど生産性がアップするなんてことないんですね。まあ百聞は一見に如かず。ってことでグラフを引っ張り出してきました。

 

 f:id:Faboss:20161106101650j:image

 

ご覧ください。日本の実質GDPと人口のグラフがあるんですけど、全然、全く、比例していないんですよw 人口は大して変わんないのに実質GDPだけが1945年から徐々に上がり始めて、60年代から70年代にかけてグイッと伸びて、それからもずっと伸び続けている。ただし人口に然程の変化はない。

要するに一人当たりが生み出すモノの量が増えればよくて、今までもそうやって成長してきたんだと。だから鍵となるのはイノベーションです。人口ではありません。

Yes,innovation!!!!!!!

 

,,,今までも技術革新のおかげで労働者の生産性がアップしてきました。

みなさんが思い浮かべるものはきっと、乗り物だったり自動券売機だったり、ハード面の技術革新だと思いますが、

実はソフト面の技術革新も重要だったりします。スターバックスとかまさにそれに当てはまると思います。スターバックスは従来の喫茶店の概念を大胆に覆し、私たちに新たにサードプレイスというものを提供したんですね。(次回スタバについてガツガツ語ります。)スタバにハードな面において特別抜きん出た技術があるとは言い難いんですけど、ただニーズを埋めるのではなく、スタバは新しい需要を作り出したんですね。これはソフトな技術進歩といえると思います。

 

 

 ここで

働く人が減ってもGDPあげる方法2つおさらい

 

①新しい技術の導入する

 

②働く時間を長くする

 

 

そう、私たちはここで大きな選択をしなければならない。

古典的な思考を持つ上司の言う通り長く仕事するか

それとも技術革新、システムの大胆な変更を受け入れるか

 

繰り返しになりますが、人口と実質GDPは決して比例していません。なぜならば、人々が常に改革をし、生産性をアップして、一人あたりの生産量を上げてきたからです。

 

 

…ここ50年で労働者人口は4割も減ってしまう。

一人当たりの仕事量を増やすか?それともシステム改革か?

 

日本人はこれからどんな選択をしてゆくのでしょうか。

人類は歴史的にも何度も窮地に立ってイノベーションを起こしてきました。

だから私たちにもできるはず。

 

私は人口減少ペシミズムを排したい。

後世のためにも善い選択をしていってほしいところです。